車寄せとエントランスは建物2階部にあたるが、この階がロビー階（エレベーターだと「Ｌ」）。フロントもここのフロアにある。到着すると白い制服のドア兼ベル兼コンシェルジュがお出迎え。何かとお世話になる人たちです。
ロビーは天井まで吹き抜けになっており、明るく開放的。アトリウムを取り囲むように廊下があり、客室が並んでいる。
レストランはＬ階のアトリウムにカフェ、朝食の食べるカジュアルレストラン。その他、アジアンとコンチネンタルレストランがあるが、私は朝食レストランしか使ったことが無い。
客室は全部で367室。1階から9階（オーストラリアではロビー階の一つ上が1階。したがって日本風に言えば3階から11階にあたる）で、8階と９階はリージェンシークラブフロア。一般的な客室のグレードはゲストルーム。眺望によりリバービューが上位グレードになる。ゲストルームの広さは33㎡と十分な広さ。客室はハイアットらしくブラウンを基調に統一されており、天井まである大きなベッドボードが特徴的な、すっきりしたモダンなデザイン。ベッドはまだまだオーストラリアでは珍しい真っ白なデュベスタイル。大きめなワーキングデスクにはブロードバンド環境も整備され仕事環境も十分。また、ゆったりとした一人掛けソファーが1脚。
一方でバスルームはピンクのタイル張り、石張りのシングルベイシンに固定式シャワー付きのバスタブといたってシンプル。バスアメニティーはシャンプー・トリートメント・バスジェル・モイスチャーの4点セット。タオル類はバス・ハンド・フェイスの3種類が2枚づつで、標準的。バスローブとタオル地のスリッパが備え付けられていて快適に過ごせる。
リージェンシークラブラウンジは8階にあり、2フロア吹き抜けの大きな窓から美しいスワンリーバーが望める快適な空間。ここで提供される朝食はコンチネンタル。もちろんカクテルタイムもあるが、朝食時とカクテルタイム以外殆どスタッフがいないので、その他のソフトドリンクはセルフサービスで。
エグゼクティブスイートはリージェンシークラブフロアにあり70㎡程の広さ。リビングには大きなソファーセットにワーキングデスク。DVDとCDプレーヤーもある。バスルームは石張りに、シャワーブースもあり豪華使用。トイレはリビング脇にもあって便利。
サービスに関しては、特別難しいことを頼んだことも無いけれど、頼んだことは無難にこなしてくれる。コンシェルジュは人によってムラがあるものの、総じて親身で丁寧。
価格はパースのホテルとしては高めだが、HYATT.comからならA$170～あるので日によってはかなりお得。シティー最高級を誇ったこのホテルも、設備の経年劣化は否めず、バスルームや戸（シリンダーキー）などの客室設備やロビー周りなど、改装を進めたライバルに遅れを取ってきた。このあたりで、大規模の改装も期待したいところ。
＊2006年4月現在
